三日目は、正真正銘の晴天だ。
MoMA(ニューヨーク近代美術館)と五番街付近、その後クライスラービルを観て、チェルシーのギャラリー巡りを予定。
天気が良いとこんなに印象が違うのか・・・眩しく輝く五番街。
古い建物、教会と新しいビルが不思議と調和している。
人気のMoMAには、開館前に着いたのでスムーズに入館。
MoMAの一番の目的、ダリの「記憶の固執」。
小学校の美術の教科書で出会い、人生を大きく変えてくれた特別な一枚。
学生時代のヨーロッパ旅行の最初の国はスペインで、バルセロナからフィゲラスまで行ったのはダリのため。
その思いの原点を、思い出させてくれる貴重な一時でした。
もちろん、他の作品も見応えがあり、大満足。
2階のカジュアルなイタリアンカフェ Cafe 2で、パニーニを楽しむ。
添えたオリーブが絶品!
ここに住みたいなMoMA。
前回の「初めてのパリ」編の私の貧食話を読んだ方に、アメリカはもっと困るのではと、出発前心配していただきました。
確かに、アメリカン・スタイルは、量が半端なく多かったけど、味は意外と美味しく・・・パリで一緒だった育ち盛りがここにいればと思いましたが・・・。
でも、どこでも旅行中はあまり食べれないんだと思い出し、グルメ旅行は縁なしと割り切る。
さて・・・
地図を片手に街を歩こう。
しかし、街の日差しは熱く・・・
ガラスに反射するビルを追いかけながら歩くだけでヘトヘトになる。
クライスラービルを遠くから見るだけで精一杯。
それから地下鉄でチェルシーへ。
またまた乗り越して、グリニッジ・ビレッジへ・・・。
すごく趣があり、住みたくなる通りにうっとり。でもほぼ迷子。
最後にやっと地下鉄を乗りこなし?、どんぴしゃタイムズ・スクエアに戻れましたが、もう体力限界。
待ちに待った夕暮れのNYを撮るエネルギーが残っておらず・・・ホテルにそそくさ退却。
沈みゆく夕陽に照らされるNY。 ああ・・無念。
駆け足で巡ったニューヨークでしたが、忘れかけていた憧れを思い出す旅となりました。
パリより好きかって?
それは、わからない。
なぜなら、決してほろ苦はきらいではないから・・・。
THE END
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