学生時代一瞬だけ南仏のニースに寄ったことがある。なぜ一瞬かというとバックパック旅行で、スペインからイタリアへの列車移動の途中に降りてみたからである。
宿泊する余裕もないし、青い海が美しすぎて・・・大人になったらまたおいで・・といわれているような気がして、すごすごと後にしたのが忘れられない。
南仏に憧れを抱くのは日本人だけではないらしい。イギリス人のミスタービーンもくじで南仏はカンヌ旅行が当たって大喜び!
ご想像どおり、パリについたとたんに顔をおおいたくなるような場面が続く・・・!!。
今回は、ロシア人の少年を父親から引き離してしまい、一緒に珍道中という、なさそうでありそうな設定がよけいに冷や汗をさそいます。これでもかと続くハプニングにもついつい引き込まれていくのは、フランスの風景や人が魅力的だからかも。
息苦しいような前半の後から最後の大団円までの展開は、数ある映画の中でも圧巻な幸せ度100%であり・・・映画を愛する人すべてにおすすめしたくなります。
また途中から出てくる怪優ウイリアム・デフォーの快演を見られるだけでも得した気分。
さて、もう大人だから・・・南仏に行っても大丈夫かな・・。